[EXCEL]セルの書式設定の表示形式について

EXCEL

今回は、知らない人には全く理解できないであろう、EXCELのセルの書式設定について解説します。

セルの書式設定の表示形式の種類

セルの書式設定の表示形式はについて。

  • 標準
  • 数値
  • 通貨
  • 会計
  • 日付
  • 時刻
  • パーセンテージ
  • 分数
  • 指数
  • 文字列
  • その他
  • ユーザー設定

の種類があります。それぞれ次で説明します。

標準

数値を入力したときに適用される既定の表示形式です。
自動で下記にある形式が適用されると思えばよいです。

数値

数値の一般的な表示に使用します。 使用する小数点以下の桁数、桁区切り (,) を使用するかどうか、および負の数の表示形式を指定できます。

リボンにある桁数、桁区切り (,) やパーセントのボタンを押してもそれが適用されない場合は、文字列やその他、ユーザー定義の表示形式になっています。

通貨

「\」「us$」などの既定の通貨記号付きで数値が表示されます。

リボンにある、桁区切り (,) ボタンを押すとこれが規定で適用されます。

会計

この表示形式も金銭を表す値で使用しますが、列内の通貨記号と小数点位置を揃えます。

セル内で右側に若干余白ができるので、罫線を引いたときなどに見やすいです。

日付

日時のシリアル値が、指定した種類とロケール (場所) に応じた日付の値として表示されます。
というと難しいですね。

日付で表示されていますが、日付形式のセルの中身は実は数値です。
1900年1月1日が「1」になっていて、1日ごとに1増えます。
例えば2023年1月1日は、「44927」です。1900年1月1日から44,927日ということですね。

数値なので数値に関する数式が使えます。
例えば、セルの値に+1すると翌日になります。

時刻

日時のシリアル値が、指定した種類とロケール (場所) に応じた時刻の値として表示されます。

これは、24時間で1になる値になっています。
1 ÷ 24(時間) ≒ 0.0417 です。さらに、0.0417 ÷ 60分 ≒ 0.000694 で1分です。

日付と合わせて使うと日時を表現できます。

例えば2023年1月1日23時59分は、「44927.999306」となります。

なお「2023/1/1 23:59」などの日時の種類は、日付・時刻ともにどちらからでも設定できますが、どちらを選んでも結果は同じです。

パーセンテージ

セルの値を 100 倍した結果がパーセント記号 (%) 付きで表示されます。 小数点以下の桁数は指定できます。

必ずパーセント記号%がつくので、記号なしで表示したいときは、元の数値を100倍して表示させると良いです。

分数

指定した分数の種類に従って、数値が分数として表示されます。

私はあまり使うことがありませんが、例えば割合の表示など分母を100にして0.25を「4/100」などと表示できたりします。

指数

数値部分を E+n に置き換えて、数値が指数表記で表示されます。この場合、E (指数を表します) は直前の数値に 10 の n 乗を掛けることになります。 たとえば、20 進数指数の形式では、12345678901 は 1.23E+10 と表示されます。
これは、1.23 に 10 の 10 乗を掛けることになります。 小数点以下の桁数は指定できます。

これも私はあまり使いませんが、設定が標準で数字が大きくてセルの幅に収まらない場合に自動で表示されたりします。

文字列

セルの内容が文字列として処理され、数値を入力した場合でも、入力した内容がそのまま表示されます。

数字などが文字として扱われます。なので数式を入れても計算はされずに文字で表示されます。

「=」や「+」でセルの表示を始めたいときなどは、これにしておかないとエラーになります。
「2.」なども文字列に設定しておかないと、自動的に「2」という数字になります。

余談ですが、「’(シングルクォーテーション)」で入力を始めると、先頭の「’」は表示されず、後に入力したものが文字列として扱われます。
先の「2.」も「’2.」と入力すれば「2.」は文字して扱われて「2.」と表示されます。

その他

郵便番号、電話番号、管理番号などの形式で数値を表示します。

数値を漢数字などで表示できますが、なかでも大字(壱弐参)などで表示できたりします。
私はほぼ使うことはないですが。

ユーザー設定

既存の表示形式コードをコピーして修正を加えることができます。
この形式を使用してカスタム表示形式を作成し、表示形式コードの一覧に追加できます。 コンピューターにインストールされている Excel の言語バージョンにより、200 から 250 個のカスタム数値形式を追加できます。

これは色々出来すぎて説明するのが大変なのですが、私がよく使うのは既存の日付の表示形式コードを修正して「2023年1月度」と表示させたり、セルに入力があるのに表示させなくしたり、正の値・負の値で色を変えたり出来ます。

作成した本人しか理解できないEXCELファイルにありがちだと思います。

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